7月29日 美団アプリの支払方法から支払宝の選択肢が消えた。美団の公式サポートに問い合わせたところ、(ライバルアプリの)餓了麼(ウーラマ)はいつ微信が使えるようになったのか?と回答があった。そして、CEOの网王兴がさらにタオバオはなぜ未だに微信で支払ができないのか?と続けて回答している。
Tech星球
背景
中国では大きな話題だけど、背景が分からないと何のことか分からないから中国の電子マネー事情を補足するヨ。中国の電子マネーはテンセントが運営する微信と、アリババが運営する支付宝の2大ブランドがアルネ。レストラン、スーパー、タクシーまでほぼ全ての店でこの2つで支払いができるから、みんな現金ではなくどちらかの電子マネーを使ってるヨ
そして、微信のテンセントは美団の大株主で、美団とアリババの関係が良くないのは有名です。一方美団のライバルアプリの餓了麼はアリババの子会社で元々微信は支払に使えません。そしてタオバオは中国最大のECサイトで言わずと知れたアリババの会社ですね
美団は今や中国の生活に欠かせないスーパーアプリあるよ。デリバリーだけで売上はUberEatsの3倍以上で、他にも映画のチケット、旅行の予約なんでもできるアル。その美団が支払宝を使えなくするというから大きな話題になっているアル
中国人さんのつぶやき
引用元weibo
https://weibo.com/2177386743/JdvbAbfwZ?type=comment#_rnd1596105579255
1: 中国の名無しさん@weibo
私にとって一番大事なのは他のアプリよりも安く食事をするだけで、何で支払うかは関係ない
2: 中国の名無しさん@weibo
美団はすぐクーポン送ってくる。使ったと思ったら、今度は2ヶ月分送ってきた・・・
3: 中国の名無しさん@weibo
企業が取捨選択するのは正常なこと。払えなくなったわけではないし
4: 中国の名無しさん@weibo
これはテンセントと360の喧嘩に似ているね。結局損をするのはユーザー
5: 中国の名無しさん@weibo
独占はユーザーにとって良くないし、遅かれ早かれユーザーに不利益になる
6: 中国の名無しさん@weibo
この選択はユーザーのことを考えたわけではなく、資本で決まった
7: 中国の名無しさん@weibo
配送サービスプラットフォームとしての美団の支払い方法はすべて平等であるべきではないか?
8: 中国の名無しさん@weibo
ユーザーにも選択権はあるんでね。アンインストールしました
9: 中国の名無しさん@weibo
企業は企業だが、公共のために奉仕しなければならない。それには公共の利便性がなくてはならない
10: 中国の名無しさん@weibo
この選択のユーザーにとっては便利ではない
11: 中国の名無しさん@weibo
自分の金を使うだけで、大した区別はない。銀行カードをバインドすればすぐ解決する
12: 中国の名無しさん@weibo
美団での支払いは126元だったけど、銀行カードで128元を引き落とされた。 なぜ2元を多くに引き落とすのか?疑問がいっぱいです。
13: 中国の名無しさん@weibo
コメントを見て、すぐに銀行のカードのバインド解除したよ
14: 中国の名無しさん@weibo
美団のこの選択は長期的な売上減少期間をもたらすことになるでしょう
15: 中国の名無しさん@weibo
個人的にはとにかくAlipayが好き。Alipayを使えば、慈善事業を行うことができ、木を育て、鶏は卵を寄付します
16: 中国の名無しさん@weibo
支払いの選択はユーザーにあるのか、それとも王興さん(CEO)にあるのか?傲慢だろ
17: 中国の名無しさん@weibo
ソフトウェアを開発するのはみんなが便利になるためか?それとも自分自身の幸せのためか?
中国の電子マネーは2つのブランドに集約されていて便利ですね。一方日本は電子マネーが乱立し過ぎて、利用者としては不便です
日本の電子マネーは、国が最低限の旗振りをしないで市場に任せっきりだと結果として社会全体の利益や利便性が損なわれる良い例アルネ
フォーマットも統一されずに、レジの前に決済端末が何台もある今の日本の状況は確かに非効率ですね。ただ、最近の日本の各電子マネーブランド還元セール合戦は競争の結果ですよね
電子マネーは大きなビジネスあるヨ。他社ブランドを使われれば売上の数%を取られ続けることになるから、初期投資をかけてでも参入が絶えないアルヨ。
中国は、電子マネー普及が進んだ証拠にみんな財布を持ち歩かず、スマホだけで出かけるようになりました。まだ財布が必要な日本の状況を健全な競争と呼ぶのか、市場の失敗の1つなのかは分からないですね
日本で財布を持たずに出かけられる日はまだ遠いアルネ